BLOG

2025/06/26 07:55


「向いてないことも努力すればできるようになる」
そう言われると、
がんばらなきゃいけない気がして、ちょっと息がつまるときがある。

もちろん、挑戦って大事なこと。
でもね、ぽとりはこう思うのです。

「向いてないな」って思うことは、
そのまま “やらない” っていう選択肢があってもいい。

無理に背伸びし続けなくても、
苦手なことを手放しても、
ちゃんと生きていけるように、人はできているから。

たとえば、
料理が苦手な人がごはん屋さんに行くように。
機械が苦手な人が、詳しい人に頼るように。
手先が不器用な人が、器用な誰かにお願いするように。

人ってずっと昔から、
「できること」と「できないこと」を分け合って、
助けあいながら生きてきた。

だから、
苦手なことを誰かに頼るのは、なにも悪いことじゃない。

むしろ、
それを無理にやろうとすると、
“そのことが得意な人の活躍の場”を
うばってしまうことだってある。

たとえば、
自分ができないから頼ったことが
その人にとっての「ありがとう」や「やりがい」になることもある。

だから、
「できない自分はダメ」と思うのではなくて、
「得意な人に任せる」っていうやさしい選択をしてもいいんです。

もちろん、
どうしてもやらなきゃいけない場面もある。
でもそれ以外は、無理に全部を抱え込まなくていい。

がんばらなくちゃと思っていたことも、
一度、手放してみると
「なんだ、これでよかったんだ」って
心がふっと軽くなる瞬間があるから。

向いてないことは、手放してもいい。
苦手なことは、頼ってもいい。

そのぶん、自分の「得意」や「好き」を大切にして
できる人を、尊敬して、信じて、任せていく。
そうやって世界がうまくまわっていくのだと思うのです