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2025/06/29 09:18

“すぐ元気にならなきゃ”より、
“回復の時間をあげる”がたいせつ。
とても落ち込んだときって、
心にぽっかりと、大きな穴が空いたみたいに感じる。
何をしても上の空で、
誰かの言葉も、あまり届かなくて、
どうして自分ばかりこんな気持ちになるんだろうって
ぐるぐる考えてしまう。
「早く気持ちを切り替えなきゃ」
「もう泣くのは終わりにしよう」
そんなふうに、無理やり元気になろうとするときほど、
心はますます追いつかなくなることがある。
ぽとりは思うのです。
心にできた穴を埋めるには、
がんばってフタをするんじゃなくて、
日常の中の“ちいさな感情”を、少しずつ積み重ねていくことが大事なんじゃないかって。
たとえば——
お気に入りのカップでお茶を飲んだときの、ほっとする感じ。
やさしいメッセージをもらったときの、じんわりあたたかくなる感じ。
空がきれいだったとき、なんとなく深呼吸したくなった感じ。
そういう、ほんのちょっとの「うれしい」や「たのしい」が
少しずつ、少しずつ
心の穴に、そっとやさしく積み重なっていく。
無理にポジティブにならなくていい。
急いで切り替えようとしなくていい。
まずは、悲しみをちゃんと感じて、
「今はそういうときなんだな」って
そのまま受けとめてあげること。
泣いたっていいし、立ち止まってもいい。
何もしたくない日が続いたって、それは悪いことじゃない。
回復には、時間が必要。
そして、ちゃんと時間をかけて癒えた心は、
前よりもずっと、やさしくて強くなっている。
落ち込んでしまったときは、
すぐ元気になれなくて焦ることもあるけれど、
「今は穴が空いてるだけ」って思うようにしてる。
そしたら、ふしぎとすこし気が楽になるんです。
あなたの心にも、
そっとやさしい感情が積もっていきますように。
今日もひとつ、小さな“うれしい”がありますように