BLOG

2025/06/29 09:22

「がんばれ」より、「それでいいよ」の言葉のちから。

落ち込んでいるときや、
なんとなく心が重たいとき、
つい自分に言ってしまう言葉がある。

「がんばらなきゃ」
「もっとしっかりしないと」
「こんなんじゃダメだ」って。

でも、そのたびに思う。
がんばれって、ほんとうに今の自分に必要な言葉なんだろうか。

うまくいかないことが重なった日、
感情をコントロールできなかった日、
何もできずにただ過ぎてしまった1日。

そんな日に“がんばれ”って言われると、
もう十分がんばってるのに、
もっと頑張らなきゃいけないような気がしてしまう。

だから、こう言ってあげてほしい。
「それでいいよ」って。

今日はちゃんと起きられなかった。
朝から気分が沈んでいた。
人にやさしくできなかった。
誰かの言葉に過剰に反応してしまった。

それでも、いい。
そんな日があっても、ちゃんと息をして、生きていた。
うまくできない日も、感情に振り回される日も、
ぜんぶ含めて「わたし」だから。

励ますことより、受けとめること。
背中を押すことより、隣に座ること。

元気が出ない日に必要なのは、
「がんばれ」よりも「今のままでいいよ」のひと言だったりする。

人は、責められると閉じてしまうけど、
許されると、ふっと心がゆるむ。
その“ゆるみ”が、
立ち直る力を育ててくれる。

だからね、
うまくいかない日の自分にこそ、
「今日もよく生きてたね」って言ってあげよう。
「なんにもできなくても、今日を過ごしただけで十分だよ」って。

誰よりも自分が、自分の味方でいてあげること。
それが、やさしさのはじまり。

前を向くために必要なのは、
無理に励ますことじゃなくて、
「そのままでも大丈夫」と言ってあげる心の余白。

今日、どんな一日だったとしても、
がんばれなかった自分も、
ちゃんと立ち直る準備をしてる途中。

だから、あせらなくていい。
何もできない日も、意味のある一日。
きっと、心の奥で、ちゃんと回復が始まってる。

ゆっくり、ゆっくり。
「それでいいよ」って、自分に言える人になろう。
それが、ほんとうの強さになるから。