BLOG
2025/07/03 08:11

仕事で失敗したときって、世界が少し止まったような気がする。
うまく話せなくなったり、
呼吸が浅くなったり、
家に帰ってからも、その場面ばかりが何度もよみがえる。
「なんで、あんなことしちゃったんだろう」
「もっと気をつけてれば、こんなことには…」
そう思いながら、心のなかで自分に小さな棘を刺し続けてしまう。
でもね、
失敗は、ちゃんと向き合っていた証拠なんです。
なんとなくやってたら、落ち込んだり悔しくなったりなんてしない。
自分なりに考えて、がんばって、まじめに取り組んでいたからこそ、
そのぶん、うまくいかなかったときの痛みが大きいんだと思う。
まずはそれを、否定しないであげてほしい。
「そんな自分はダメだ」じゃなくて、
「そこまで本気でがんばってたんだね」って。
完璧じゃなくていい。
ミスしない人なんて、いない。
むしろ失敗からしか学べないことだって、たくさんある。
仕事での失敗って、ときに人から怒られたり、評価が下がったり、
まるで“価値そのもの”が傷ついたように感じることがある。
でも、忘れないでいてほしい。
あなたの価値は、失敗ひとつで変わったりしない。
その出来事がどんなに大きく見えても、
その日々のがんばりや、ちゃんと考えた姿勢が、
あなたという人の積み重ねを支えてる。
そしてね、
本当に強い人って、立ち上がれる人なんです。
すぐじゃなくてもいい。
時間がかかってもいい。
「よし、次は気をつけよう」って思えたとき、
それがあなたの“ひとつ前より強くなった瞬間”。
つらい日は、「何がダメだったか」よりも、
「何が大丈夫だったか」を思い出してあげてください。
たとえば、誰かに謝る勇気を出せたこと。
黙って話を聞いてくれた同僚がいたこと。
少しでも反省して、改善しようと考えたこと。
そのひとつひとつが、
あなたが前に進もうとしている証です。
だから今日は、
失敗した「結果」よりも、
それに向き合った「過程」に目を向けてあげてください。
そしてなにより、
そんな自分に、ちゃんと「よくやってるよ」って言ってあげてください。
落ち込むあなたを責めるのではなく、
その気持ちの奥にある誠実さややさしさに気づいてあげて。
失敗って、できればしたくない。
でも、それを通してしか育たない感情や、つながらない絆がある。
「また頑張ろう」って思えたら、それでいい。
「もうちょっと休もう」って思ったら、それもいい。
あなたはちゃんと前を向いているから。
自分のペースで、ゆっくり立ち直っていけばいい。
失敗は、終わりじゃない。
失敗は、次へのはじまり。
そんなふうに思える日が、いつか来るから。
今日は深呼吸して、心にやさしい言葉をかけてあげてね。