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2025/07/19 08:00

「ポジティブな人は、不安を溜めこまない」
いつもポジティブでいられる人って、
何か特別な才能がある人なんじゃないかって思ってた。

でも本当はきっと、
その人は「不安を持たない人」なんじゃなくて、
「不安の対処が上手な人」なんだと思う。

不満や心配ごと、モヤモヤした感情が出てくるのは、
誰だって同じ。
前向きな人にも、ちゃんと「ネガティブな日」はある。

でも、その感情が出てきたときに、
どう向き合うか。
そこに違いがあるだけ。

たとえば、
不安を感じたら、「なんで不安なんだろう?」って自分に問いかけてみる。
そして、「どうしたらこの不安を減らせるか」を考えて、行動してみる。

不満がたまってきたなと感じたら、
それを頭の中にとどめておかずに、紙に書き出す。

ただそれだけで、
心がふっと落ち着いてくる。

思考って、頭の中にあるだけだと、
「忘れないようにしなきゃ」って、ぐるぐるし続ける。

ずっと同じことを考えて、
同じ感情を繰り返して、
知らないうちに心がどんより疲れていく。

でも、紙に書くと、少し違う。

思っていることを言葉にして外に出すだけで、
脳は「もう覚えておかなくていいんだ」って安心する。

しかも不思議なことに、
書いた内容そのものは忘れても、どこに書いたかだけは覚えている。

「見返したくなったら、あそこを見ればいい」
そう思えるだけで、
頭の中はスーッと軽くなる。

つまり、“思考を持っておく必要がなくなる”。

だから、ポジティブな人ほど、
メモやノートを上手に使っていることが多い。

そこに全部書き出して、
感情を外に置いておくことで、
気持ちの整理が自然とできていく。

それは特別な方法じゃないし、
誰にでもできる、心のメンテナンス。

書き出した言葉を読み返してみると、
「私、思ってたよりちゃんと考えてたな」って思えたり、
「ただ疲れてただけかも」と気づけたり、
「じゃあ、どうすればいい?」と前に進むヒントが見えてきたりする。

頭の中だけで考えてるときよりも、
紙の上で見る言葉の方が、ずっと冷静に、やさしく受け止められる。

自分の心を整理するって、
自分にやさしくするってこと。

「考えすぎて疲れちゃったな」ってときほど、
スマホじゃなくて、紙とペンを手にとってみてほしい。

文字にして、手放して、
ちょっと深呼吸して。

ポジティブな人って、
無理に明るく振る舞ってるんじゃなくて、
ネガティブと上手につきあってるだけ。

心の奥にたまる不満や不安を、
「見て見ぬふり」せずに、
ちゃんと向き合ってあげる習慣がある人。

だから、また前を向ける。

わたしたちも今日から少しずつ、
心のなかにたまったモヤモヤを、
言葉にして外に出してみよう。

すべてを解決できなくても、
見えるようにするだけで、
こころはきっと、軽くなる。