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2025/07/19 08:01

「思ってるよりみんな、けっこう適当に生きてる」
きちんとしてなきゃ、
忘れちゃダメだ、
期限は絶対守らないと…!

そんなふうに、
自分にたくさんの“ちゃんとしなきゃ”を課して、
ひとつひとつ、丁寧に生きようとしてきた。

でも、ふと周りをよく見てみると、
思ってたよりみんな、けっこう適当だったりする。

予定を忘れてる人、
ギリギリになって慌ててる人、
口では厳しいことを言ってても、実は自分もできてなかったり。

「えっ、そんなもんで大丈夫なの?」
って思うことが、案外たくさんある。

たとえば、
めちゃくちゃ仕事ができる人でも、
実は人の話をまったく聞いてなかったり。
専門スキルはすごいのに、
挨拶すらロクにできなかったり。

逆に、
「この人、何ができるんだろう?」って思ってた人が、
コミュニケーションだけで現場をうまく回してたり、
ちょっと天然な雰囲気の人が、なぜかみんなに頼られていたり。

完璧じゃなくても、
なんだかんだで“回ってる”。

ちゃんとしてるように見える人も、
たいていどこかに“抜け”がある。

それに気づいたとき、
ふっと肩の力が抜けた。

「あ、自分だけが必死に“ちゃんと”しようとしすぎてたのかもな」って。

もちろん、いい加減でいいってわけじゃない。
でも、「できない自分はダメ」とか、
「忘れるなんてありえない」とか、
そんなふうに自分を責めるのは、もうやめてもいいと思う。

思い返してみれば、
周りにいた“ちょっと抜けてる人たち”って、
どこか愛されてた。

忘れ物が多くておっちょこちょいだけど、憎めない人。
段取りは苦手だけど、アイデアはピカイチの人。
細かい作業は苦手だけど、場の空気を明るくする人。

どこか抜けてるからこそ、
人とつながれることもある。

あなたにもきっと、
「ちゃんとできてない部分」があると思う。

でも、そこを直さなくても、
うまく付き合っていけるかもしれない。

自分の不器用さや、抜けてるところも、
そのまま認めてあげたほうが、
ずっと楽に生きられる。

「みんなちゃんとしてるのに、自分だけが…」
そんなふうに感じるときこそ、
周りをよく観察してみてほしい。

案外みんな、
うまくごまかしながら、
助け合いながら、
その日その日をこなしてるだけ。

なのに、
仕事もしてるし、生きてるし、笑ってる。

だから、今日も少しくらい抜けててもいい。
うっかりしてても、気づけばやり直せるし、
気まずくなっても、また笑いあえる日が来る。

「ちゃんとしてないと、生きてちゃいけない」なんてことは、ぜんぜんない。

あなたが思っているより、
まわりの人はもっと自由で、もっと適当で、
それでも、ちゃんと生きてる。

だから、今日くらいは深呼吸して、
肩の力をぬいて、ちょっとゆるく過ごしてみよう。

それでも十分、ちゃんと生きてるから。