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2025/07/27 09:03

「なんでこんなに疲れてしまうんだろう」
そう感じたとき、ふと周りを見渡してみると
“自分のことしか考えていない人”って、意外と多いと気づくかもしれません。
頼みごとばかりしてくるのに、感謝の言葉は一切ない人。
ミスを指摘すれば逆ギレしてくる人。
こっちが体調を崩しても、平気で自分の都合を押しつけてくる人。
そんな人に囲まれてしまったとき、
優しい人ほど「どうにかして応えなきゃ」と思ってしまいます。
「自分がもっと頑張ればうまくいくかもしれない」
「嫌われたくない」「面倒を起こしたくない」
そんな思いから、ギリギリまで我慢して、
尽くして、気を配って――
でも気づいたら、自分の心がボロボロになっている。
それは、「やさしさ」が間違っていたのではありません。
ただ、“誰に与えるか”を間違えていたのかもしれないんです。
■世の中には3つのタイプがいると言われています。
ギバー(与える人)
マッチャー(損得で動く人)
テイカー(奪う人)
ギバーは他人に対して自然と手を差し伸べられる人。
でも、テイカーに対しても無差別に与え続けてしまうと、
どんどん搾取されて、自分をすり減らしてしまいます。
実際に、成功しているギバーと、
燃え尽きてしまうギバーの違いは何かというと――
それは、**「誰に与えるかを見極めているかどうか」**です。
・優しさをちゃんと受け取ってくれる人
・感謝の気持ちを忘れない人
・自分も何かを返そうとしてくれる人
そういう人にこそ、あなたのやさしさを届けてほしい。
■「誰にでもやさしく」じゃなくていい。
あなたのやさしさは、貴重な資源です。
だから、「この人になら与えたい」と思える相手に
届けるだけで、十分なんです。
そして何より大事なのは、自分自身にも優しさを向けること。
「今日はもう無理だな」って思ったら、しっかり休む。
「この人には合わない」と思ったら、距離を置いてみる。
「これはしたくない」と思ったら、ちゃんと断ってみる。
それはわがままじゃありません。
“自分を守る選択”です。
■やさしい人ほど、自分に厳しすぎる。
でも、本当にやさしい人は、
他人だけじゃなく、自分にもやさしくできる人。
まずは「私はこれでいい」と、
自分にOKを出してあげてください。
他人に与える前に、
自分の心に「足りてるかな?」と問いかけてみてください。
自分をすり減らしてまで尽くす必要はないんです。
■まとめ
優しい人が「消耗しないで与える」ためには、
誰に与えるかをちゃんと選ぶことが大切です。
そして、自分にもやさしく、
自分のリズムを大事にして生きること。
その選択を積み重ねていくことで、
人との関わり方も、人生の心地よさも、
少しずつ変わっていきます。
今日も、あなたのやさしさが守られますように。