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2025/08/03 09:25

ただ生きてるだけで、本当はすごいこと
今日もちゃんと目が覚めた。
ちゃんと起きて、
ちゃんと支度して、

特別なことはしていないし、
なにか成し遂げたわけでもない。
目立つことも、褒められることも、なかったかもしれない。

それでも──
あなたが「今日も生きている」ということは、
本当はとてもすごいことなんだ。

だって、
何かに傷ついた日も、
涙が止まらなかった日も、
誰にもわかってもらえなくて苦しかった日も、
ちゃんと乗り越えて、ここにいる。

心が折れそうだった朝も、
寝る前に後悔でいっぱいになった夜も、
それでもちゃんと次の日を迎えた。

もしかしたら、
その「乗り越えたこと」さえ、自分では覚えていないかもしれない。
でも、心と体はちゃんと覚えてる。
たくさん傷ついて、たくさんがんばって、
それでも、前に進もうとしてきたことを。

比べればきりがない世界で、
「自分なんて」と思う瞬間は、何度もやってくる。

もっとすごい人がいる。
もっときらきらしている人がいる。
もっとちゃんとしている人がいる。

そんなふうに誰かと比べては、
自分の「ただ生きてるだけ」の毎日が、
とても価値のないものに見えてしまう。

でもね──
本当は、
ただ生きるって、それだけで奇跡みたいなことなんだよ。

呼吸をしている。
食事をしている。
眠って、起きて、また一日を迎えている。

それって、決して当たり前じゃない。
ときには、ものすごく難しいことだってある。

人と話すことがしんどい日も、
誰にも頼れないと感じる日も、
何もする気が起きない日も、
それでもあなたは、生きてる。

そして、その“生きてる”の中には、
ちゃんと意味がある。

誰かのやさしさに救われたことがあったように、
あなたの存在も、きっとどこかで誰かの支えになっている。

見えないところで、
あなたのひと言が誰かを励ましていたり、
あなたが笑ったことで、救われた人がいたりする。

それに気づけなくてもいい。
気づけないくらい、さりげなくて、
静かに優しい、あなたの生き方があるということ。

なにもしなくても、
うまくいってなくても、
誰かに認められなくても、
今日を生きているあなたは、すでに充分すごい。

大きな夢がなくてもいい。
特別な才能がなくてもいい。
昨日より少し後ろに進んだように感じても、
心が前を向けない日が続いても、
それでも、生きている。

生きてるということは、
感じて、悩んで、揺れて、
それでも、ちゃんと存在しているということ。

それだけで、あなたは立派にこの世界の一部で、
なくてはならない命。

あなたがここまでくるのに、
どれだけたくさんのことを抱えてきたか。

それでも今日、また一日を迎えてくれたことが、
どれほどすごいことか。

だからどうか、
「なにもできなかった日」を責めないで。
「意味のない一日だった」なんて思わないで。
「ただ生きていた日」が、
あなたにとっても、誰かにとっても、大切な日なんだ。

何もしなかった今日も、
ちゃんと意味がある。
何もしてないように見える時間も、
心はちゃんと呼吸をして、休んで、回復してる。

「ただ生きてるだけでいい」って思える日は、
すこしずつ心が自由になっていく日。

その感覚を、どうか忘れないで。
そして、またつらくなったときに、そっと思い出して。
あなたは、ただ生きてるだけで、ほんとうにすごいんだよ。